愛知県動物保護管理センターへの取材

01
2012-06-07

今回は、愛知県動物保護管理センターを取材致しました。同センターは豊田市に本所がある他、尾張、知多、東三河の3か所に支所が存在します。
取材にご協力頂いたのは、本所の山田修 業務課長です。

山田 業務課長:
昭和62年の開設当初は引き取りと捕獲を合わせて、年間約51,000頭もの犬や猫がセンターに来ていました。毎日が引き取りと捕獲に明け暮れていました。

とても信じ難いことですが、開設当初はなんと毎日約200頭近くもの引き取りや捕獲を行っていたそうです。このような状況を何とか改善していくために、今日まで様々な取り組みをされてきたそうです。

竹中(Animals119取材担当):
殺処分を減らすために大切なことは何でしょうか?
山田 業務課長:
殺処分を減らすには「引き取り・捕獲を減らす」「飼い主の元に戻す」「譲渡を行う」の3つが基本です。

安易な理由による引き取りは行わないようにし、引き取り以外に方法がないか等の説得も行います。また迷子等により捕獲された場合は、できるだけ飼い主の元に戻せるよう、ホームページに情報を掲載するようにしました。

成犬も積極的に譲渡を行っていくために、成犬に対してしつけ等の訓練を行っています。しっかりとしつけも行うためには職員の知識や技術も向上が必要ですから、職員を訓練学校へ約1か月間派遣など、機会を捉えて研修に参加させています。

地域ねこ活動

あなたは「地域ねこ活動」というものをご存知でしょうか?

地域ねこ活動とは、特定の飼い主がおらず公園や市街地等に住み着き、人から餌をもらったり、ごみをあさるなどして生活しているねこ、いわゆるノラねこを適切に飼養・管理するために、地域の住民の合意と協力のもとで共同飼養する活動のことを言います。

ノラねこに対する人の思いや考えは様々です。「ノラねこでも可愛い」「かわいそうだから餌をあげてしまう」という方もいれば、「鳴き声やフンも気になる、何とかならないものか」と困っている方もいます。

地域ねこ活動は、このようなノラねこに関する問題を解決するための一つの方法です。

そして愛知県では、市や自治会、動物愛護ボランティア団体と協力することで、「地域ねこ活動モデル事業」を行い、効果があることが確認されたそうです。

竹中:
地域ねこ活動では、どのようにねこを飼養・管理していくのでしょうか?
山田 業務課長:
その地域に住んでいる住民たちが協力し、動物愛護ボランティアの助けも得ながら、地域に住み着いているノラねこに不妊去勢手術を行い、今以上に数が増えないように管理します。

つまり、ノラねこに対しても不妊去勢手術を行うことで、みだりに繁殖していくことを防げるわけです。繁殖を防げれば、ノラねこによるトラブルを減らすことにも、環境美化を図っていくこともできます。

そうなれば、トラブルを起こしたノラねこが保健所やセンターに持ってこられることも少なくなり、結果的に殺処分の数も減らすことにもつながります。

ゼロを目指して
山田 業務課長:
様々な活動の成果もあり、年々殺処分の数は減ってきています。ですが、それでも年間あたり数千もの殺処分しなければいけない現状があります。これがゼロに近づくように頑張っていかなくてはと強く思っております。

今回お話を聞かせて頂き、職員の方々が本当に犬や猫の命を大切に思い、できるだけ殺処分をゼロに近づける為の努力をされているのだと感じました。

そしてこれらの活動は、犬や猫を助けるということのみならず、相手を思いやる気持ちや、弱者へのいたわりの気持ちを育てること。人と人との関係も豊かにしていくことに繋がるでしょう。

※取材協力:
愛知県動物保護管理センター
(業務課長)山田修氏

※取材担当:Animals119プロジェクト研究員 竹中文人


映画「犬と猫と人間と」

日本で処分される犬と猫は年間30万頭以上。あなたは、犬と猫たちのことをほんとうに知ってますか?

動物愛護ポスター

里親募集団体

動物愛護ポスター

No!里親詐欺
社団法人中央政策研究所
動物収容データ検索サイト
Copyright© 2012 アニマルズ119 All Rights Reserved.