「動物介在介護」の活動について

2012-11-19

今回は「動物介在介護」を行っている、NPO Animal-funfair わんとほーむ代表の向宇希氏に取材を致しました。取材当日は、愛知県知多郡武豊町にある介護予防デイサービス「よかった工房」にて活動をされていました。

動物介在介護って何?

「動物介在介護」という言葉を耳にしたことがある方は、まだ少ないかもしれません。

動物介在介護とは、“動物と介護の専門家”と動物が施設や病院へ訪問し、動物を通して心と体のケアを目指していく介護のことを言います。

皆さんも「アニマルセラピー」という言葉であれば一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。動物介在介護は一般的に、このアニマルセラピーと呼ばれているものです。

 
「アニマルセラピー」と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべますか?

ボランティアの方が、医療・福祉の施設等に犬や猫を連れて行き、利用者と触れ合うことで楽しい時間を過ごす、レクリエーションのイメージが強いのではないでしょうか?

このようなレクリエーションとしてのアニマルセラピーも、利用者の心を癒すことができ、楽しい時間を過ごすことができるのは確かです。

ですが、わんとほーむの場合はレクリエーションとしてのアニマルセラピーだけでなく、新しいアプローチを取り入れたアニマルセラピーの活動を行っています。

 
 

アニマルセラピーの認識

日本でも「アニマルセラピー」という言葉は多くの方に認知されるようになりました。しかし、楽しむための単なるレクリエーションとしてのアニマルセラピーと、医療・介護としてのアニマルセラピーとが混同されてしまっています。

レクリエーションの場合でも、訓練された動物で行われる場合もあれば、愛犬家が集まり自分の犬を連れて行くという場合など、提供する側の知識や技能に差があります。

ですから、ボランティアの方が介護の専門家でない場合には、利用者のケアプランに沿ってアニマルセラピーが行われることが少ないのが現状です。

「本当に動物をきっかけに心と体のケアを目指すのであれば、動物と介護の専門家が、利用者のケアプランに沿ったサービスを計画・提供していくべきではないか」と向氏。

わんとほーむでは、施設の現場職員にアニマルセラピーについて正しく認知・理解・協力してもらう為、職員研修も取り入れながら活動を行っています。

わんとほーむ向宇希氏 

楽しむ為だけの一過性のアニマルセラピーが悪いわけではありません。
ただし動物と人が触れ合う以上、どのような人が(専門家なのか)、どのような動物で(訓練されているか)、医療・介護の知識があるか等を把握していなければトラブルの原因にもなります。

もしトラブルが発生した場合、その責任を取ることが出来るのかという点も重要です。わんとほーむでは、対人・対物1億円まで賠償責任を負うことができるそうです。

「今後日本でも、医療・介護としてのアニマルセラピーがもっと認識されるように積極的に活動を行っていきたい。」「将来、高齢者や障がい児者の為の室内動物園を作る構想も描いている。」と熱意を持って語る向氏。

わんとほーむの新しいアプローチにより、医療・介護、そしてアニマルセラピーの分野が、より良い方向に進むことを期待し、今後の活動に注目していきたい。

 

 
※取材協力:
NPO Animal-funfair わんとほーむ
 代表 向宇希氏
・生きがい作りデイサービス よかった工房
 代表社員・生活相談員 谷川典子氏、管理者兼看護師 山本真理子氏

※取材担当:Animals119プロジェクト研究員 竹中文人


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